昨日と今日は、二日に分けて最初から最後まで芝居を通してやるお稽古でした。出演者の皆さま、スタッフの皆様方、おつかれさまでした。
舞台の上にだけ時々現れる世界は、やっぱりあると思います。
私が高校生の時の話ですが。
学校の音楽の授業の一環で、全国大会に出場する他校の女の子の歌を少し大きめのホールへ観にいく機会がありました。
その時、その子は学校の制服を着て歌っていたのですが。
なぜか気を抜くと純白のドレスを着ているように見える。
おい、この人は学校の制服着てるぞ。幻覚見てないで、しっかりしろ。と言い聞かせたら、制服に戻るんですが、歌を聞いているとまだドレス姿になる。
その後、友達になんかドレス見えなかった?と聞いても「は?」って感じで。当たり前ですが。
この例はちょっと極端かもしれませんが。
生の舞台にはやっぱりその時だけ現れる得体の知れない何かがあって、それをみんな何かしら感じ取るから、わざわざたくさんの人がテレビやパソコンの画面でみるだけでなく、その場に足を運ぶのだと思います。
がんばります。