今年はもしかしたら雪を見ないんじゃないかなと思っていた。
朝カーテンを開ける時、安全に、確実に、時間通りに勤務先に着けるように
『積もっていませんように』
と思っていた。
生垣の葉っぱには雪は積もっていたが、地面にはところどころにしか雪は無く、いつも通りロードバイクで出勤できる程度だった。
喜ばしいことなのに
『え?つまんない。どうせならもっと真っ白になるくらい積もってよ』
と思ってしまった。本当にそうなったら
『わーえらいこっちゃ。どうやって出勤しよう。電車が確実かな?何時の電車に乗ったら間に合うかな?電車は遅れてないかな?調べなきゃ』
と、慌てなきゃいけないのに。